和を以て貴しとなす【聖徳太子】
今回は聖徳太子についてご紹介。
聖徳太子は飛鳥時代に推古天皇のもと蘇我馬子とともに政治を行い、遣隋使を派遣するなどし中国の文化や制度を学び冠位十二階や十七条の憲法を定めるなど天皇や王族をちゅうしんとした体制の確立を図った他、仏教や儒教を取り入れ神道とともに信仰につとめたとされています。
皆さんも中学校?もしくは小学校?で聖徳太子については学んだことと思います。
その中でも十七条の憲法から抜粋した「和を以て貴しとなす」をご紹介です!
まず、十七条の憲法は現代でいう「憲法」とは違い官僚や貴族に向けた道徳的な規範が主で当時国や各地方を収めていた貴族たちに対する行政法の意味合いが強いとされています。
その一文「和を以て貴しとなす(わをもってたっとしとなす)」
これは意味として諸説ありますが
・和(穏やかさ・優しさ・まわりへの気遣い)は何よりも尊いもの。←一般的
・お互いを思いやり意見を交えれば何事も成果が得られます。←条文から読み取ると
こんな感じですね!
結論、この言葉は現代的に受け取るのであれば
「何事もお互いを思いやり、自分の意見だけではなく議論していけばおのずと良い結果が得られる」
と解釈してみてはどうでしょうか!
現代では個性やマイノリティーが尊重される時代です。
だからこそ、相手を思いやった話し合いや交流が大事なのかもしれません!
ではまた次回お会いしましょう。